この二つの感染症は原因も症状も異なりますが、代表的な非常によくみられる皮膚の感染症なので一緒に挙げました。
- 膿皮症は皮膚で細菌が増えること
- マラセチアは酵母菌が増えること
これらの細菌や酵母菌はもともと皮膚に常在している菌なので、皮膚の免疫や菌に対する防御作用が下がると、増えて悪影響を与えやすいのです。
しかし、この二つとも簡単な症状と皮膚の検査から診断は容易に行えます。また大抵の場合、治療もそんなに難しくはありません。ですが、これらが何度も繰り返すときには、さらに原因となっている元の病気(多くはアレルギー)を特定し、元の病気をある程度コントロールすることが必要で、完治が難しいこともあります。
- 治療法
- 抗生物質、抗真菌剤などの薬と、細菌や真菌に効果のあるシャンプーやスキンケアを合わせて用います。